【効果改善】レスポンシブ検索広告の使い方と広告レポート

レスポンシブ検索広告でランダムな広告表示と高速PDCAサイクルを実現!
Google広告のレスポンシブ検索広告について書こうと思うのですが、実はこの機能昨年の春頃から解放されていたのですが一部の広告主にのみ公開されており、2019年1月23日現在でも全ての広告主に対応している訳ではありません。私が運用するアカウントでもまだ解放されていないものもいくつかあります。
2020年3月25日現在、ベータ版の表示が無くなり全ての広告主様で使用できるようになりました。多くの見出し(最大15個)や広告文(最大4個)をランダムで表示することで、最適な広告文を最短距離で見つけ出すことができます。ぜひ活用してみましょう!


レスポンシブ検索広告の設定方法
さて、では自分のアカウントが機能されているか確認する方法ですが簡単です。
Google広告アカウントの左メニューの広告と広告表示オプションページに移動し、「+」マークで新しい広告を追加する際に「レスポンシブ検索広告」と出ていると使用できます。(下記画像)

レスポンシブ検索広告の解放条件(旧)
2020年3月25日現在は全ての広告主様に解放されていますが、今後もベータ版による先行解放の機能が出る可能性があるので記事には残しておきます。解放条件については、不明ですがクライアント センター(MCC)アカウント単位でなく、広告主アカウント単位での解放となっているようです。私の経験からすると、使用した費用ではなく、一定期間の広告掲載が条件になっているのでは無いかと思っています。
よってレスポンシブ検索広告の解放の為に広告費を追加する必要はありません。業種によっても解放の順番などもあるかと思います。次々と解放されていますので、気長に待ちましょう。
レスポンシブ検索広告の広告表示の仕組み
レスポンシブ検索広告では、入稿した最大15個の見出しと最大4個の広告文から、検索クエリに合うものが並び順も関係なく組み合わせとなって表示されます。 ※固定することも可能。

レスポンシブ検索広告には、以下のメリットがあります。
複数の広告見出しと広告文のオプションを提供するだけで、後は自動的に顧客に最も関連性の高い組み合わせの広告が表示されるので、時間を節約できます。
引用:Google広告ヘルプ
広告見出しと広告文を複数入力することで、検索語句の一致率が高まり、オークションでの入札数が増えるため、より多くの見込み顧客にアプローチできます。
実際使ってみましたが、2つの拡張テキスト広告2種とレスポンシブ検索広告1種を入稿することが推奨されていますので、時間の短縮はう〜ん。といったところです。どちらかと言うと、検索クエリに合わせて表示されることに大きなメリットを感じました。
設定できる見出しと広告文の数
レスポンシブ検索広告では見出しは最大15個、広告文は最大4つまで設定できます。これらをユーザーの検索クエリと広告レポートデータに合わせて表示します。なるべく多くバラエティ豊かな見出しと広告文を設置しましょう!
レスポンシブ検索広告の有効性を目視で確認
レスポンシブ検索広告の作成画面では視覚的に広告の有用性が判断できます。
広告の有効性の種類

見出しを3つ広告文を2つ登録してみると上記のように平均的となりました。

見出しを5つ広告文を2つ登録してみると「良」となりました。

見出しを15つ広告文を4つ登録すると「優良」となりました。

試しに見出しを3つ全て同じにしてみましたが、広告なしとなりました。
Googleのサポートに問い合わせたところ、業種によってはどれだけ広告文を登録しても優良にならない場合があるとのことです。有効性自体は機械的な判別になるため結局のところは配信してみないと効果は分かりません。


レスポンシブ検索広告の組み合わせをレポートで確認
レスポンシブ検索広告では、クエリに対してどの組み合わせが表示され、それがコンバージョンに繋がったのかが分かれば、今後の広告制作に大いに役立ちます。レポート画面を確認してみましょう。

ディスプレイ広告のアセットの詳細表示と同様に「アセット」と表示されています。広告の組み合わせや表示頻度を確認するにはこちらをクリックします。
このように使用した見出しと説明文の表示回数が集計されています。数が多い見出しはよりユーザーのクエリに対して一致したと考えられますので、その中から入稿するキーワードを探すことも模索することもできそうです。
残念な点は、2019年1月23日時点では表示回数しか確認できませんでした。
通常のテキスト広告と同様に1つの広告文として通常レポートにはクリック数やコンバージョン数も表示されます。
次に組み合わせを見てみます。


組み合わせ毎の表示回数が表示されます。私の場合は見出しの1を固定することが多いのであまり組み合わせは増えませんが、並び順もランダムにすることが推奨されています。
レスポンシブ検索広告が簡単に!自動作成対応!
最適化案に「レスポンシブ検索広告の追加」がありましたので適用してみました。
(2019年4月16日に確認)


簡単に今の広告文を使用して、レスポンシブ検索広告を作成してくれました。
もちろん、そのまま使用するのではなく検索クエリに合わせた調整は必要になりますが、自動でフォーマットを作ってくれるので大幅に作業工数が下がります。
ぜひ、試してみてください。
レスポンシブ検索広告を実際使ってみて感じたこと
入稿時間が緩和されるには少々慣れが必要だと感じました。しかし、訴求ポイントの多い、または定まらない広告主様には初回にある程度時間をかけて様々な広告を見出しレベルで登録しておけるので良いかと思います。複数の広告文を登録することでも手間は省けますが、クエリに対して順番が入れ替わるのは助かります。
コンバージョン数に関しては私の経験上では、まだ大きな増加は見られません。もっと使いこなさないといけないですね。

レスポンシブ検索広告と目標コンバージョン単価
Google広告効果改善として、スマート入札戦略の目標コンバージョン単価(CPA)制とレスポンシブ検索広告を組み合わせて運用しています。上限クリック単価を決められる目標コンバージョン単価は、CPAが目標値になるよう自動的に調節されるので、必然的にコンバージョン数の最大化や、拡張クリック単価よりも検索クエリの幅が広がります。
多くのレスポンシブ検索広告を登録していれば、クエリに合わせた広告を出すしてくれるのでユーザーの検索意図に合った広告掲載が見込めます。

レスポンシブ検索広告の注意点
並びがおかしくなりそうな場合は見出し固定ピンを利用
見出しに関しては文章に注意が必要です。例えば「驚くほど安いラーメンなら」「驚くほど美味しいラーメンなら」「驚くほど辛いラーメンなら」と入れると繋がって出てくる可能性があります。例文ではさすがに審査に落ちるかと思いますが…。並んでもおかしくないようなフレーズを入稿するようにしましょう。


WEB管理画面ではなく、Adwords Editorを使用している広告主様は注意が必要です。
Adwords Editorでは機能を解放されていない広告主様でも編集できるようになっています(2019年1月23日現在)さらに、送信後アラートにもレスポンシブ検索広告自体が解放されていない旨は出てきません。
私は複数のレスポンシブ検索広告を作成し、Adwords Editorで作成し、泣きを見ました。まずは機能が解放されていることをWEB上で確認してから作成することを強くお勧めします。
こちらは全ての広告主様にレスポンシブ検索広告が解放されたので、打ち消しますが今後のベータ版アップデート利用の注意点として残しておきます。

レスポンシブ検索広告は使うべき?
AIを使用した広告は主流にってきています。使用すると、効果の改善も見られました。どんどん取り入れていくべき広告スタイルと感じています。


まとめ
レスポンシブ検索広告が解放され1年以上が経ちました。まだまだ利用すると効果が落ちるといった声も聞こえてきますが、今後AIの学習機能を駆使した広告運用は更に加速していくと考えられます。

ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません