押さえておきたいWEB広告9選!常世ちゃんと学ぶ初めてのWEB広告

なんだかんだで、数日経ち会社に研修生として配属になった常世ちゃん。相変わらず緩い会社と、ストーリーという気ままな言葉に感謝しつつも「広告現場」を更新することができる。



しかし、そちの使わせた女子(おなご)の山田というものは、わきまえておる。
今後も親しゅうしたいのぅ。いと、おかしな言葉を発しておったが、私を現代に合わせると言う任務はしっかりと全うしたのではないかのぅ。


それよりも、早うGoogle広告とやらを教えぬか。
何やら全てを強引に進めている常世さんですが、400年前ということは江戸時代。木版で広告を作っていた時代です。そんな人がいきなり現代の最先端の広告技術を学んでどうするんだろう。
そもそもどこから説明したら良いんだろうか。


じゃろ?
このようなスマートフォンなる伝書箱が主流で、パソコンとやらの箱も使って物事を調べる便利な技術じゃ。私の時代になかったのぅ。


どうやら常世さんは会社のスタッフと仲良くなり、ここ数日でインターネットを理解して使いこなしているようだ。末恐ろしい。江戸時代の人間。


WEB広告の種類

- ポータルサイト掲載
- リスティング広告
- 純広告
- アドネットワーク(DSP広告)
- アフィリエイト広告
- ネイティブ広告(記事広告)
- SNS広告
- 動画広告
- メール広告


ポータルサイト掲載広告
ポータルサイト掲載の概要
求人や飲食、住居、などあらゆるカテゴリーで分かれた専門WEBサイト。サイトに登録したり、独自のバナー・広告枠を使用して、広告主の宣伝することを目的とする。媒体と呼ばれることもあり、WEB界の雑誌と考えると分かりやすい。
ポータルサイト掲載のメリット
各サイトSEO(検索エンジン最適化)に力を入れており、購買意欲の高いユーザーが集まりやすい仕組みになっている。また、サイトごとに会員システムなどコンテンツを重視させたり、テレビ広告を打ったりと様々なユーザーを集め差別化を図っている。
ポータルサイト掲載の費用
週や月単位の費用がメイン。
ポータルサイト参考のサイト

先に集めたもん勝ちというやつかの?



リスティング広告

リスティング広告の概要
検索結果の上位に表示される広告枠です。Google広告だけでなく YahooやBingなどの検索サイトの広告枠の花形。個人的にはコンバージョンを重視するなら、最高峰の広告と考えています。検索行動=解決したい、知りたいことがそこにあるので、検索に合わせて自由にコンテンツを表示できる広告は、今までの広告業界を大き変えたと考えます。
リスティング広告のメリット
検索したユーザーに対して訴求できる広告です。コンバージョン率が非常に高い分費用対効果を計算しやすい。一般的な購買ワードを外すことで、ディスプレイ広告(認知効果)を狙った効果も期待できるので、柔軟に使用できる。クリック成果報酬型で、いつでも広告を止めることができる。
リスティング広告の費用
クリック単価制なので、入稿するキーワード・業界によって大きく異なる。キーワードプランナーを使用することで、ある程度の目算はできる。しかし、キーワードプランナーのデータはあくまでもGoogleに登録しているユーザーのデータなので実際の広告現場では始まってみないと分からない。
リスティング広告参考サイト


さて、リスティング広告は効果も検証もしやすい反面、常に競合と少ない枠を取り合わないといけないリスクもあります。しっかりとWEB広告の基礎も学びつつ、運用に入っていきましょう。

純広告
純広告の概要
ポータルサイトやブログなどありと、様々なメディア(サイト)から、特定の枠を買い付ける。アドネットワークやDSPなど似たような広告枠に見えるが、オプトアウト(端末別広告停止)の表示が無ければ純広告の可能性が高い。

純広告のメリット
人気のある枠を広告主が抑えることで、自社のブランディングを効率良く行える。サイト管理者も収益として安定するため純広告を望む傾向にある。その分高額になりやすい。
純広告の費用
週や月単位の費用がメイン。



まぁ、良い。まずは一通り聞いておこう。
アドネットワーク(DSP広告)
アドネットワーク(DSP広告)の概要
様々なサイト(広告枠)に共通サイズの広告枠を作成し、入稿した広告主の広告をランダムに広告を配信するシステム。DSPとよく混在するが、DSPはそれ自体は枠を持っているわけではなく、あくまでも広告管理ツールです。※DSPについてまた別の機会に詳しく。
アドネットワーク(DSP広告)のメリット
共通サイズのバナーを入稿することで、様々なサイトに広告を出すことができる。純広告が主流の時代はサイト毎に交渉を行い掲載許可を得ていたが、アドネットワークで入稿がスムーズになり、運営側も在庫(PV)を無駄なく使用できるようになった。
アドネットワーク(DSP広告)の費用
インプレッション成果報酬または、クリック成果報酬


より複雑になったぞ…。
土地を持っている人に掲示板を建てさせてもらって、貼りたい人を募って毎日日替わりで貼り替えるって感じですね。


アフィリエイト広告
アフィリエイト広告の概要
ブログで商品の紹介をして商品の販売をする手法。自社の商品を紹介する方法と違い、第三者の意見として実際に使用してみた。といった説明が主流で、口コミに近い販売の仕方。
アフィリエイト広告のメリット
多くのブロガーがいるので、様々な角度から商品をPRできる。最大のメリットは販売に対しての成果報酬になるので、費用対効果を計算した上で広告を依頼することができる。
アフィリエイト広告の費用
販売成果報酬(商品の出品者は登録料初期費用として数十万円を要する場合がある)
アフィリエイト広告参考サイト

露店のようなものじゃな。



ネイティブ広告(記事広告)
ネイティブ広告(記事広告)の概要
バナーが押されなくなってきて登場した広告スタイル。記事に紛れさせることで、記事と広告の見分けがつき辛い。実際ユーザーも広告と認識していない場合も多い。ニュース系のサイトでは特に効果を発揮する。

ネイティブ広告(記事広告)のメリット
記事の見分けがつかないまま、読んでいるということはユーザーが不快感を覚えずに広告に接触すると言うことです。また、最近はユーザーターゲティングの制度も上がり、しっかりとユーザーが興味のある広告を表示するよう進化しています。
ネイティブ広告(記事広告)の費用
インプレッション成果報酬または、クリック成果報酬が主流
ネイティブ広告(記事広告)参考サイト


SNS広告
SNS広告の概要
ソーシャルネットワーク広告。Twitterやフェイスブック、LINEなどのユーザー同士がコミュニケーションを取る場所に差し込まれる広告(タイムラインやプロフィール、検索結果など)。ターゲティングも精度が高い。

SNS広告のメリット
一番の利点は何といっても通常のSNS同様に拡散される可能性がある事。コメントがついたり、リツイートされたり、イイねをされたり、一度の広告で爆発的に効果を生み出す事ができる可能性がある。
SNSによってターゲティング方法も異なり、フォロワー広告など面白いものが揃っている。
SNS広告の費用
こちらもSNSにより異なりますが、エンゲージメント課金(ツイートにイイねや、リツイート)、フォロワー課金、サイト流入課金などSNSごとの面白い課金方法。動画フォーマットも採用していることが多く再生課金などもあります。
SNS広告参考サイト
Twitter、フェイスブック、LINE、Instagram


失礼なやつだ。
しかし、ソーシャルメディアが発達してニュースより早く情報が得られるようになり、色々な考え方の人と繋がれるようになったので使うことはオススメです。言論に幅が広がった分、間違った情報も多いのでそこは注意が必要です。
広告としての説明よりもまずは、SNSを使ってみることが先ですね。
動画広告
動画広告の概要
Youtubeなど動画再生サイトが誕生し、自由な時間に見たいものを見られるようになりました。若者の中にはテレビは使用せずに、Youtubeだけを見る人も居ます。動画広告は動画の再生の合間や、再生スタート時などに広告動画を数秒表示します。
動画広告のメリット
TVCMほど長くないので比較的スキップされづらい。6秒をスキップするなら、置いておこうと思う人も多いのではないでしょうか。バナーやテキストと違い、ユーザーは受動的に広告を見ることができる。動画広告はTV広告同様、動きを演出できるのでダイナミックな広告表現ができるので、ユーザーの印象に残りやすい。
動画広告の費用
インプレッション成果報酬や、クリック成果報酬が主流だが、最近は視聴可能といった2秒以上再生で金額が発生するなど様々な方法がある。

これを見ておるだけで、時間を忘れてしまいそうじゃわ。

YouTubeをはじめWEBの動画の発達は素晴らしいです。私の甥っ子はまだ1歳ですが、次々とYoutubeの動画を見ていたのには驚愕しました。
その中に広告を出すので、今後時代を重ねると更に需要が増えそうです。
問題は動画の制作費ですね。今後簡易に作れるものも発展していくことに期待です。
メール広告
メール広告の概要
通称メルマガ。最近ではGmailのようなメールボックスにメールと似たような広告を表示する手法も出てきましたが、基本的な使い方は会員を獲得しキャンペーンや情報を送る。ポータルサイトでは会員を募りメール内に広告主の広告を表示することもあります。メールシステムは会員情報の管理や、運用型広告と連携させたハイスペックなものもありますが、基本的にはメーラーがあればできる施策です。HTMLメールはメーラー・キャリアによっては受信できないことがあるので、注意が必要。
メール広告のメリット
広告主のサービスを確認した上で情報を得ようとするユーザーに対して訴求する広告になるので、コンバージョン率が高い。リピーターを獲得することと、競合他社への流出を防ぐ。自社で獲得した会員なので基本的には無料で広告を出せる(Gmail広告は有料)
メール広告の費用
基本的には無料。メールシステムを使用すると月額のシステム使用料が必要となる。メールシステムによっては顧客管理を兼ねたものもあるので、初めから使用する場合が多い。後々入れ替える際はCSVで会員情報を移行できるかを要確認です。


WEB広告まとめ
多くの広告手法がありながら、ツールが変わっただけでユーザーの状態に合わせて訴求する方法を変えるというのは、今の広告現場も変わりません。WEB広告の種類を知ることで、様々な可能性が広がりますが最終的に行き着くところは人の感情になります。ツールだけに目を向けるのではなく、人の心に寄り添ったツールの使い方を心がけていくと、きっとWEBマーケティングも大きく活用できます。
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